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アップデート2026年3月22日

小計グループの手動紐づけ — インポート時の柔軟な設定

一括採点では、試験の設問をグループ化して大問ごとの合計点を出す「小計グループ」機能があります。 今回のアップデートで、プロジェクトのインポート時に小計グループを手動で紐づけられるようになりました。 複数のパソコンで採点を分担している場合でも、柔軟にデータを統合できます。

小計グループとは

小計グループとは、試験の設問をいくつかにまとめて小計を出すための仕組みです。 たとえば30問の試験で、問1〜問10を「大問1」、問11〜問20を「大問2」、問21〜問30を「大問3」のようにグループ化すると、大問ごとの合計点を自動で計算できます。

小計グループの活用例

  • 大問別集計 — 大問1の合計、大問2の合計、大問3の合計
  • 観点別評価 — 知識・技能、思考・判断・表現
  • 分野別分析 — 計算問題、文章題、図形問題

小計グループを設定しておくと、個人成績表やクラス集計表にも大問ごとの点数が反映されます。 一括採点の分析機能を活用するうえで、とても便利な仕組みです。

これまでの課題

一括採点では、別のパソコンで採点したデータをファイル(.scoreファイル)としてインポートできます。 しかし、これまでは小計グループのインポート時に自動紐づけがうまくいかないケースがありました。

たとえば、パソコンAで「大問」という小計グループを作り、パソコンBでも同じ名前の「大問」を作った場合、 内部的には別々のIDが割り振られています。 インポート時に名前が一致すれば自動で紐づきますが、名前が微妙に異なる場合(「大問別」と「大問」など)は紐づけに失敗し、 小計グループが重複して作られてしまうことがありました。

小計グループが重複すると、集計表や成績表に同じような項目が二重に表示されてしまいます。 あとから手動で統合するのは手間がかかるため、インポートの段階で正しく紐づけることが大切です。

手動紐づけ機能の使い方

今回のアップデートで、インポート時に小計グループを手動で対応付けできるようになりました。 自動紐づけではうまくいかないケースでも、先生ご自身の判断で正しい組み合わせを選べます。

操作手順

  1. .scoreファイルを読み込む

    「プロジェクトの読み込み」から、インポートしたい.scoreファイルを選択します。 読み込みウィザードが開きます。

  2. 小計グループの紐づけステップに進む

    ウィザードの中で、小計グループの紐づけを設定する画面が表示されます。 ファイル側の小計グループと、このパソコン側の小計グループが一覧で並びます。

  3. 対応するグループを選ぶ

    ファイル側の各小計グループに対して、このパソコンのどのグループと紐づけるかをドロップダウンから選択します。 同じグループであれば選択し、対応するものがなければ空のままにします。

  4. ウィザードを完了する

    紐づけの設定が終わったら、ウィザードを最後まで進めてインポートを実行します。 選択した対応関係に基づいて、小計グループが正しく統合されます。

名前が完全に一致する小計グループは、自動的に紐づけの候補として提案されます。 手動で変更する必要があるのは、名前が異なるグループや、意図的に別のグループとして扱いたい場合だけです。

「空選択」デフォルトとは

手動紐づけ画面では、ドロップダウンの初期値が「空選択」(何も選ばれていない状態)になっています。 これは、誤って意図しないグループ同士を紐づけてしまうことを防ぐための設計です。

空選択のまま進めると、そのファイル側の小計グループは新規グループとしてインポートされます。 つまり、既存のグループとは別のグループとして追加されます。 意図的に既存グループと統合したい場合だけ、ドロップダウンで対象を選んでください。

選択状態動作
空選択(デフォルト)新規グループとしてインポートされる
既存グループを選択選択したグループと統合される

この仕組みにより、「よくわからないまま紐づけてしまった」という失敗を防げます。 迷ったときは空選択のまま進めれば安全です。

活用シーン

手動紐づけ機能が特に役立つのは、複数のパソコンで採点を分担しているケースです。 一括採点では、採点作業を複数の先生で分担して進めることができます。

例:2台のパソコンで採点を分担する場合

  1. パソコンAで試験を作成する

    試験の設定と小計グループ(大問別など)を作成し、.scoreファイルとして書き出します。

  2. パソコンBで読み込んで採点する

    パソコンBで.scoreファイルを読み込みます。 このとき、パソコンB側にも小計グループが作られますが、名前が異なっている場合があります。

  3. パソコンAに結果を戻す

    パソコンBの採点結果を.scoreファイルとして書き出し、パソコンAで読み込みます。 このとき、手動紐づけ画面でパソコンBの小計グループとパソコンAの小計グループを正しく対応付けます。

手動紐づけがなかった頃は、小計グループの名前を事前に完全一致させておく必要がありました。 今回の機能追加により、名前が多少異なっていても問題なくインポートできるようになりました。

小計グループの手動紐づけ機能により、一括採点のインポート時に柔軟な設定ができるようになりました。 ドロップダウンから対応するグループを選ぶだけで、名前が異なる小計グループ同士を正しく統合できます。

迷ったときは「空選択」のままにしておけば、新規グループとして安全にインポートされます。 複数のパソコンで採点を分担している先生方にとって、便利なアップデートです。

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