模範解答を見ながら採点する — 個別表示モードの新機能
一括採点の個別表示モードに、模範解答を重ねて表示する機能が追加されました。 生徒の答案と模範解答を見比べながら採点できるため、 記述式の問題でも正確で素早い採点が可能になります。
きっかけ — 先生からの要望
この機能は、実際に一括採点を使ってくださっている先生からの 「個別表示モードで模範解答が表示できるとよい」という要望がきっかけで実装されました。
一覧表示モードでは、模範解答は先頭に表示されていました。 しかし個別表示モードでは模範解答を見る手段がなく、 採点中に「正解は何だったか」を確認するために 画面を切り替える必要がありました。
4つの表示モード
模範解答の表示方法は、サイドパネルのドロップダウンから4つのモードを選べます。
| モード | 表示方法 | おすすめの場面 |
|---|---|---|
| 非表示 | 模範解答を表示しない(初期設定) | 答えが自明な問題 |
| オーバーレイ | 生徒の答案の上に模範解答を半透明で重ねて表示 | 位置のずれや図形の比較 |
| 左右分割 | 画面を左右に分け、左に生徒の答案、右に模範解答 | 記述式の問題 |
| 上下分割 | 画面を上下に分け、上に生徒の答案、下に模範解答 | 横長の解答欄 |
オーバーレイと不透明度
オーバーレイモードでは、模範解答の不透明度をスライダーで調整できます。 5%から100%の範囲で、5%刻みで変更可能です(初期値は50%)。
不透明度を低く設定すると生徒の答案が見やすくなり、 高く設定すると模範解答がはっきり見えます。 採点する問題の種類に合わせて調整してください。
オーバーレイ表示中でも、模範解答はマウス操作を透過するため、 採点記号の入力やアノテーションの書き込みに影響しません。
キーボード操作
x キーを押すと、模範解答の表示/非表示を切り替えられます。
表示方法には2つのモードがあり、 サイドパネルの「押し続けて表示」スイッチで切り替えられます。
| モード | 操作 |
|---|---|
| トグル(初期設定) | x を押すたびに表示/非表示が切り替わる |
| 押し続けて表示 | x を押している間だけ表示、離すと非表示に戻る |
「押し続けて表示」モードは、 ちらっと模範解答を確認してすぐ採点に戻りたいときに便利です。
スクロール・ズームの同期
オーバーレイモードでは、 生徒の答案と模範解答は同じ領域に重なっているため、 スクロールやズームは自動的に同期します。 模範解答と生徒の答案のサイズが異なる場合でも、 自動的に拡大縮小されて位置が合うようになっています。
左右分割・上下分割モードでは、 片方のパネルをスクロールすると、もう片方も同じ位置に追従します。 ズーム操作も同期されるため、 常に同じ場所を見比べることができます。
さらに、分割表示を出したり消したりすると、 答案を映すパネルの幅や高さが変わります。 このときも、それまで画面の中心に見ていた場所を、中心に保ったまま追従するようにしました。 以前は、模範解答を表示した瞬間に見ていた箇所がずれてしまい、 目で追い直す必要がありました。今は表示・非表示を切り替えても、 注目していた解答欄がその場にとどまるので、視線が迷いません。
表示したときに中心を保つ分だけ位置を調整するので、 非表示に戻したときも自然に元の見え方へ戻ります。 パネルの開け閉めを繰り返しても、見ている場所がずれていきません。
こんなときに便利
- 記述式の問題 — 模範解答と見比べて、部分点の判断がしやすくなる
- 数学の証明問題 — 左右分割で論理の流れを並べて確認
- 作図の問題 — オーバーレイで模範解答を重ねて、位置や角度のずれをチェック
- 英作文 — 模範解答の表現と生徒の解答を素早く比較
模範解答表示は、先生からの要望をもとに実装された機能です。 表示モード、不透明度、キー操作などの設定はユーザーごとに保存されるため、 一度設定すれば次回以降も同じ状態で使えます。
個別表示モードでの採点がより快適になります。ぜひお試しください。
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