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アップデート2026年6月30日

複数の学級をまたいで成績を見る — 学級統計の刷新

1つのテストを複数の学級で実施したり、担当するクラスが複数あったり。 現場の「学級」の扱いは、思ったより複雑です。 一括採点では、試験における学級の扱い方を根本から作り直しました。 受験日を基準に在籍を判断し、複数の学級をまたいだ比較ができ、 出力する対象を目的に応じて切り替えられるようになっています。 しかもここでいう「学級」は担任クラスに限りません。 習熟度別のクラスや部活動など、生徒のグループなら何でも同じように扱えます。

受験日を基準に「その日の学級」で数える

学級の顔ぶれは、年度を通して同じとは限りません。 転入・転出があると、「テストを受けた日にはいたが、今はいない」生徒や、 その逆の生徒が出てきます。 これまでの一括採点は、この「いつ時点の在籍か」の扱いがあいまいで、 学級の集計に本来含まれないはずの生徒が混ざることがありました。

そこで、学級の母集団を受験日の時点の在籍で判断するように統一しました。 「そのテストを受けた日に、その学級にいた生徒」を数えるので、 あとから転入・転出があっても、当時の学級の姿で正しく集計できます。

在籍期間の考え方は成績とも共通

「いつ時点の在籍で数えるか」という考え方は、成績の対象生徒でも使われています。 転入・転出のある学級での対象の選び方は、在籍期間スイッチの記事もあわせてご覧ください。

役割ごとに分けた3つのスイッチ

これまでは、学級に関するいくつかの役割がひとまとめになっていて、 「採番のために選んだ学級が、そのまま統計にも生徒への表示にも使われる」状態でした。 目的が違うのに一括で決まってしまうため、細かく調整できませんでした。

今回、この役割を3つのスイッチに分けました。 学級ごとに、それぞれ独立してオン・オフを選べます。

スイッチ役割
出席番号の採番その学級の並び順・出席番号で答案を整理するか。生徒は基本的に1つの学級で採番します。
教員向けの集計平均や順位などの統計を、その学級を母集団として計算するか。複数の学級をまとめて対象にできます。
生徒向けの表示個人成績表で、その学級の中での位置づけを生徒に見せるか。

役割を分けたことで、たとえば「採番は各クラスごと、でも統計は学年全体でまとめて見る」 といった使い方が自然にできるようになりました。

複数の学級をまたいで比較する

統計の対象を複数の学級にできるので、 1つのテストを複数クラスで実施した場合に、まとめて母集団として扱えます。 平均や順位が、選んだ学級全体を土台に計算されます。

生徒に渡す個人成績表でも、複数の学級を比較できるようになりました。 表示対象にした学級のうち、その生徒が実際に所属している学級を突き合わせて、 本人に関係のある範囲だけを見せられます。 「学年全体での位置」と「自分のクラスでの位置」を並べて示す、といった使い方ができます。

Excelに学級平均の行を追加

成績のExcel出力に、学級ごとの平均を示す行が加わりました。 母集団はその学級全体なので、クラスごとの平均点をひと目で比べられます。 複数クラスを担当していると、クラス間の差を見るのに役立ちます。

1つの学級しか使わない場合は

担当が1クラスだけで、これまでどおりの使い方をしている場合、 特に設定を変えなくても自然に動きます。 複数学級の比較や役割の切り替えは、必要になったときに使える機能として用意されています。

習熟度別クラス・部活動など、いろいろな生徒グループに

ここまで「学級」という言葉を使ってきましたが、 一括採点の学級は、担任するホームルームのクラスに限りません。 生徒をまとめたグループでありさえすれば、何を「学級」として登録してもかまいません。 1人の生徒は複数の学級に所属できるので、 担任クラスに入れながら、同時に習熟度別のクラスや部活動にも入れておけます。

今回の作り直しで、採番・教員集計・生徒表示の役割を分け、 母集団を目的に応じて選べるようになりました。 この仕組みを生徒グループという視点で見ると、次のようなことができます。

「学級」として登録するグループできるようになったこと
習熟度別クラス上位・中位・下位などのクラスごとに平均や得点分布を出し、まとめて比較できます。 採番は担任クラス、統計は習熟度クラス、といった組み合わせも選べます。
部活動・委員会部活動ごとの平均点を出したり、複数の部を並べて比べたりできます。 担任クラスとは別の切り口で、生徒の集団をとらえられます。
選択科目・コースの受講者同じ科目を選んだ生徒を1つのグループにまとめ、その中での位置づけを集計できます。

個人成績表の複数学級比較を使えば、 1人の生徒について「担任クラスでの順位」と「習熟度クラスでの順位」を並べて示す、 といった見せ方もできます。 母集団を分けて考えられるようになったことで、 同じテストの結果を、いくつもの生徒グループの視点から読み解けます。

グループの作り方は学級と同じ

習熟度別クラスや部活動を扱うために、特別な設定は必要ありません。 ふだんの学級と同じように登録し、その学級を統計や個人成績表の対象に選ぶだけです。 転入・転出と同じく、グループへの出入りも在籍期間として扱われます。

まとめ

一括採点の試験における学級の扱いを、より正確で柔軟なものに作り直しました。

  • 母集団を受験日時点の在籍で判断し、転入・転出があっても正しく数える
  • 採番・教員集計・生徒表示を3つのスイッチに分け、学級ごとに選べる
  • 複数の学級をまたいで統計をとり、個人成績表でも比較できる
  • Excel出力に学級平均の行が加わり、クラス間の比較がしやすい
  • 「学級」は担任クラスに限らず、習熟度別クラスや部活動などの生徒グループにも応用できる

担当が1クラスでも複数クラスでも、目的に合わせて学級の扱いを選べます。

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