生徒データの書き出しと読み込み — .studentsファイルの使い方
一括採点に、生徒・クラスデータを単独で書き出し・読み込みする機能が追加されました。 試験データとは独立して生徒情報を移動できるため、 年度末のデータ引き継ぎや、パソコンの買い替え時にも対応しやすくなりました。
なぜ生徒アーカイブが必要なのか
これまで、生徒やクラスのデータは試験データ(.scoreファイル)の中に 埋め込まれた形でしか書き出せませんでした。 そのため、特定の試験を受けていない生徒は書き出しの対象にならず、 名簿全体を別のパソコンに移すことが難しい状況でした。
生徒アーカイブ(.studentsファイル)を使えば、 試験データとは切り離して生徒・クラス・所属情報だけを移動できます。
- 年度末の引き継ぎ — 新しいパソコンに名簿を移す
- パソコンの買い替え — 旧パソコンから生徒データを取り出す
- 複数の先生での共有 — クラス担任が名簿を作成し、教科担当に配布
書き出しの手順
- 生徒管理画面を開く
サイドバーから生徒管理画面に移動します。
- 書き出したい生徒を選択する
チェックボックスで対象の生徒を選択します。
- 「アーカイブ書き出し」をクリックする
選択した生徒数がボタンに表示されます。
- 含めるクラスを選ぶ
選択した生徒が所属するクラスの一覧が表示されます。 書き出しに含めたくないクラスがあればチェックを外します。 初期状態では全クラスが選択されています。
- 保存先を指定する
ファイル名は「生徒データ-日時.students」で自動生成されます。 USBメモリやデスクトップなど、お好みの場所に保存します。
読み込みの手順(6ステップウィザード)
読み込みは6ステップのウィザード形式で進みます。 同じパソコンで作成したデータなら、 ほとんど自動で完了します。
- ファイル選択
「アーカイブ読み込み」ボタンからウィザードを開き、 .studentsファイルを選択します。
- 内容確認
ファイルに含まれる生徒数・クラス数・所属数が表示されます。 自動照合できたデータ、確認が必要なデータ、 新規登録されるデータの件数もここで確認できます。
- 紐づけ
同じパソコンのデータなら「すべてのデータが自動で紐づきました」と表示され、 このステップはスキップできます。 別のパソコンのデータの場合は、 出席番号や氏名で照合候補が表示されるので確認します。
- 更新内容の確認
既存の生徒と照合されたデータに差異がある場合 (たとえば出席番号や氏名が変わっている場合)、 どちらの値を使うかを選べます。
- 最終確認
新規作成・更新・変更なし・スキップの件数が一覧で表示されます。
- 実行
読み込みが実行され、結果が表示されます。
読み込みを実行すると、生徒データが更新されます。 実行前にバックアップを取っておくことをおすすめします。
生徒の照合のしくみ
別のパソコンで作成したデータを読み込む場合、 内部的なID(UUID)が異なるため、 「同じ生徒かどうか」を判断する必要があります。 一括採点は以下の順番で照合を試みます。
| 照合方法 | 条件 | ユーザー操作 |
|---|---|---|
| IDで照合 | 同じパソコンで作成したデータ | 不要(自動) |
| 出席番号で照合 | 別のパソコンだが出席番号が一致 | 確認が必要 |
| 氏名で照合 | 出席番号は不一致だが氏名が一致 | 確認が必要 |
| 照合なし | 一致する生徒がいない | 新規登録 |
同じパソコンで作成したデータ(IDが一致する場合)は、 確認画面を経ずにすべて自動で紐づきます。 バックアップからの復元などで便利です。
データが異なるときの選択
照合された生徒の情報が、このパソコンと読み込みファイルで異なる場合、 項目ごとにどちらの値を使うかを選択できます。
- このPCの値を使う — 現在のデータを維持
- ファイルの値を使う — 読み込みファイルのデータで上書き
- 新しい方を使う — 更新日時が新しい方を採用
一括ボタンですべての項目をまとめて設定することもできます。 比較対象となる項目は、 出席番号、姓、名、姓(かな)、名(かな)、入学年度です。
ファイル形式の整理
一括採点では、用途に応じて3種類のアーカイブファイルを使い分けます。
| 拡張子 | 内容 | 用途 |
|---|---|---|
.score | 試験データ全体(採点結果・答案画像・生徒情報を含む) | 試験のバックアップ・移行 |
.students | 生徒・クラス・所属情報のみ | 名簿の移行・共有 |
.asb | 解答用紙の設計データのみ | 解答用紙テンプレートの共有 |
.scoreは試験機能のデータ、.asbは解答用紙作成機能のデータ、 .studentsは生徒管理機能のデータです。 それぞれ独立した機能のデータなので、用途に合わせて使い分けてください。
.asbファイルは解答用紙作成機能の設計データを書き出したものです。 読み込むと新しい解答用紙定義として追加されます。 同じ名前の定義がある場合は「(2)」のように番号が付きます。 .scoreファイルとは異なり、照合や統合の操作は不要です。
生徒アーカイブ機能により、 試験データとは独立して名簿を管理・移動できるようになりました。 同じパソコン間ならID照合で全自動、 別のパソコン間でも出席番号や氏名で照合できます。
.score、.students、.asbの3つのファイル形式を使い分けることで、 必要なデータだけを効率的に移動・共有できます。
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