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アップデート2026年3月15日

生徒データの書き出しと読み込み — .studentsファイルの使い方

一括採点に、生徒・クラスデータを単独で書き出し・読み込みする機能が追加されました。 試験データとは独立して生徒情報を移動できるため、 年度末のデータ引き継ぎや、パソコンの買い替え時にも対応しやすくなりました。

なぜ生徒アーカイブが必要なのか

これまで、生徒やクラスのデータは試験データ(.scoreファイル)の中に 埋め込まれた形でしか書き出せませんでした。 そのため、特定の試験を受けていない生徒は書き出しの対象にならず、 名簿全体を別のパソコンに移すことが難しい状況でした。

生徒アーカイブ(.studentsファイル)を使えば、 試験データとは切り離して生徒・クラス・所属情報だけを移動できます。

  • 年度末の引き継ぎ — 新しいパソコンに名簿を移す
  • パソコンの買い替え — 旧パソコンから生徒データを取り出す
  • 複数の先生での共有 — クラス担任が名簿を作成し、教科担当に配布

書き出しの手順

  1. 生徒管理画面を開く

    サイドバーから生徒管理画面に移動します。

  2. 書き出したい生徒を選択する

    チェックボックスで対象の生徒を選択します。

  3. 「アーカイブ書き出し」をクリックする

    選択した生徒数がボタンに表示されます。

  4. 含めるクラスを選ぶ

    選択した生徒が所属するクラスの一覧が表示されます。 書き出しに含めたくないクラスがあればチェックを外します。 初期状態では全クラスが選択されています。

  5. 保存先を指定する

    ファイル名は「生徒データ-日時.students」で自動生成されます。 USBメモリやデスクトップなど、お好みの場所に保存します。

読み込みの手順(6ステップウィザード)

読み込みは6ステップのウィザード形式で進みます。 同じパソコンで作成したデータなら、 ほとんど自動で完了します。

  1. ファイル選択

    「アーカイブ読み込み」ボタンからウィザードを開き、 .studentsファイルを選択します。

  2. 内容確認

    ファイルに含まれる生徒数・クラス数・所属数が表示されます。 自動照合できたデータ、確認が必要なデータ、 新規登録されるデータの件数もここで確認できます。

  3. 紐づけ

    同じパソコンのデータなら「すべてのデータが自動で紐づきました」と表示され、 このステップはスキップできます。 別のパソコンのデータの場合は、 出席番号や氏名で照合候補が表示されるので確認します。

  4. 更新内容の確認

    既存の生徒と照合されたデータに差異がある場合 (たとえば出席番号や氏名が変わっている場合)、 どちらの値を使うかを選べます。

  5. 最終確認

    新規作成・更新・変更なし・スキップの件数が一覧で表示されます。

  6. 実行

    読み込みが実行され、結果が表示されます。

この操作は元に戻せません

読み込みを実行すると、生徒データが更新されます。 実行前にバックアップを取っておくことをおすすめします。

生徒の照合のしくみ

別のパソコンで作成したデータを読み込む場合、 内部的なID(UUID)が異なるため、 「同じ生徒かどうか」を判断する必要があります。 一括採点は以下の順番で照合を試みます。

照合方法条件ユーザー操作
IDで照合同じパソコンで作成したデータ不要(自動)
出席番号で照合別のパソコンだが出席番号が一致確認が必要
氏名で照合出席番号は不一致だが氏名が一致確認が必要
照合なし一致する生徒がいない新規登録

同じパソコンで作成したデータ(IDが一致する場合)は、 確認画面を経ずにすべて自動で紐づきます。 バックアップからの復元などで便利です。

データが異なるときの選択

照合された生徒の情報が、このパソコンと読み込みファイルで異なる場合、 項目ごとにどちらの値を使うかを選択できます。

  • このPCの値を使う — 現在のデータを維持
  • ファイルの値を使う — 読み込みファイルのデータで上書き
  • 新しい方を使う — 更新日時が新しい方を採用

一括ボタンですべての項目をまとめて設定することもできます。 比較対象となる項目は、 出席番号、姓、名、姓(かな)、名(かな)、入学年度です。

ファイル形式の整理

一括採点では、用途に応じて3種類のアーカイブファイルを使い分けます。

拡張子内容用途
.score試験データ全体(採点結果・答案画像・生徒情報を含む)試験のバックアップ・移行
.students生徒・クラス・所属情報のみ名簿の移行・共有
.asb解答用紙の設計データのみ解答用紙テンプレートの共有

.scoreは試験機能のデータ、.asbは解答用紙作成機能のデータ、 .studentsは生徒管理機能のデータです。 それぞれ独立した機能のデータなので、用途に合わせて使い分けてください。

.asbファイルについて

.asbファイルは解答用紙作成機能の設計データを書き出したものです。 読み込むと新しい解答用紙定義として追加されます。 同じ名前の定義がある場合は「(2)」のように番号が付きます。 .scoreファイルとは異なり、照合や統合の操作は不要です。

生徒アーカイブ機能により、 試験データとは独立して名簿を管理・移動できるようになりました。 同じパソコン間ならID照合で全自動、 別のパソコン間でも出席番号や氏名で照合できます。

.score、.students、.asbの3つのファイル形式を使い分けることで、 必要なデータだけを効率的に移動・共有できます。

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