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活用のコツ2026年7月1日

テスト以外の成績もまとめて — 試験外成績資料の使い方

成績には、定期テストの点数だけでなく、レポートや提出物、小テスト、実技の評価も入ってきます。 こうした「答案を採点するわけではない成績」をまとめて記録し、成績算出でも使い回せる 「試験外成績資料」という機能が一括採点に加わりました。レポートや小テストの点数を、 資料として一度作っておけば、いくつもの成績算出から呼び出せます。

試験外成績資料とは

通知表や評定の元になる成績は、定期テストの合計点だけでは決まりません。 提出したレポート、毎週の小テスト、授業中の発表、実技の評価など、 答案の採点を通さない材料もたくさんあります。 こうした「テスト以外の成績」をまとめて記録しておくのが、試験外成績資料です。

これまで一括採点では、テスト以外の点数を成績算出の中に直接入力していました。 ところが同じレポートの点数を別の成績算出でも使いたいとき、また同じ数字を打ち直す必要がありました。 そこで試験外成績資料を独立した「資料」として切り出し、 一度作れば複数の成績算出から呼び出せるようにしました。

たとえば、こんな使い方

「1学期 レポート」という資料を1つ作り、クラス全員の点数を入れておきます。 あとは1学期の評定を出すときも、学年末にまとめて評定を出すときも、 その資料を選ぶだけ。同じレポートの点数を、何度も入力しなくて済みます。

「資料・評価項目・点数」の3階層

試験外成績資料は、3つの階層でできています。書類の入れ子をイメージすると分かりやすいです。

  • 資料— いちばん外側の入れ物です。「1学期 提出物」「2学期 小テスト」のように、まとまりに名前を付けます。
  • 評価項目— 資料の中身です。「レポート1」「レポート2」「発表」のように、点数を付ける単位ごとに作ります。それぞれに満点を設定します。
  • 点数— 評価項目に対する、生徒一人ひとりの得点です。ここに実際の数字を入れていきます。

1つの資料の中に評価項目をいくつも作れるので、 「提出物」という資料の中に「レポート1」「レポート2」「ノート提出」を並べる、といった整理ができます。 満点は評価項目ごとに決められるので、10点満点のノート提出と50点満点のレポートを同じ資料にまとめても大丈夫です。

5つのステップで作る

資料を作る画面は、上から順に進める5つのステップに分かれています。 迷わないように、1つずつ埋めていけば完成します。

  1. 基本設定

    資料の名前を付けます。「1学期 レポート」のように、あとで見て分かる名前にしておきましょう。

  2. 生徒

    点数を付ける対象の生徒を選びます。学級をまとめて追加でき、試験や成績と同じ操作でそろえてあります。

  3. 評価項目

    「レポート1」「発表」など、点数の単位を作り、それぞれの満点を決めます。並び順はドラッグで入れ替えられます。

  4. 点数

    生徒ごとに点数を入力します。表の形なので、キーボードで隣のマスへ移動しながら手早く入れられます。

  5. 結果

    入力した点数を一覧で確認します。ここまでで資料は完成です。

入力はその場で自動保存

評価項目も点数も、入力するとその場で自動的に保存されます。 「保存」ボタンを押し忘れて入力が消える、という心配はありません。 並べ替えはドラッグ、点数は小数もそのまま入力できます。

点数でも、A・B・Cの記号でも

評価項目は、点数を直接入れる「点数」方式と、A・B・Cのような記号で付ける「文字評価」方式を選べます。 実技や発表のように、細かい点数より段階で評価したいときは、文字評価が便利です。

文字評価を選んだときは、記号を点数に読み替える変換表を作ります。 「A=10点、B=7点、C=4点」のように決めておけば、 先生はA・B・Cを付けるだけで、成績算出では点数として扱われます。 変換表もドラッグで並べ替えられ、点数には小数も設定できます。

方式向いている場面
点数レポートや小テストなど、はじめから点数で採点しているもの。
文字評価発表や実技、提出物の出来など、段階(A・B・C)で見取りたいもの。

さらに点数には、加点・減点や、生徒ごとのコメントも添えられます。 「提出が遅れたので2点減点」といった調整も、理由を残しながら記録できます。

作った資料を成績算出で使い回す

試験外成績資料のいちばんの利点は、成績算出から呼び出して使い回せることです。 成績算出でデータの元(データソース)を選ぶとき、 「どの資料の、どの評価項目を使うか」を2段階で選びます。

たとえば「1学期 提出物」という資料の中から「レポート1」だけを使う、 あるいは「レポート1」と「レポート2」の両方を使う、といった選び方ができます。 同じ資料を、1学期の評定にも学年末の評定にも使えるので、 同じ点数を何度も入力し直す手間がなくなります。

注意

資料の点数を直すと、その資料を使っているすべての成績算出に反映されます。 共有できるのは便利な半面、直した数字が思わぬところに効くこともあります。 点数を修正したときは、その資料を使っている成績算出をあわせて確認しておくと安心です。

.courseworkファイルで持ち出す

作った資料は、.coursework という専用のファイルとして書き出し・読み込みができます。 別のパソコンに移したり、他の先生と分担したりするときに使えます。

読み込むときは、同じ生徒や学級をきちんと結び付けられるように、 裏側で自動的に照合が行われます。取り込む資料ごとに 「既存のものへまとめる」か「新しく作る」かを選べるので、 重複して増えてしまう心配もありません。

試験の答案は .students や.score、解答用紙は.asbといったように、 一括採点では持ち出したいものごとに専用のファイルが用意されています。 試験外成績資料もこの仲間に加わり、テスト以外の成績だけを切り出して運べるようになりました。

まとめ

試験外成績資料は、テスト以外の成績を一括採点でまとめて扱うための機能です。

  • レポート・提出物・小テスト・実技などを「資料」として記録できる
  • 資料・評価項目・点数の3階層で整理し、5つのステップで作れる
  • 点数でも、A・B・Cの文字評価でも入力でき、加減点やコメントも付けられる
  • 作った資料は複数の成績算出から呼び出して使い回せる
  • .courseworkファイルで書き出し・読み込みができ、共有や引き継ぎに使える

テストの点数と、テスト以外の材料を、同じ一括採点の中で無理なくつなげてみてください。

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