返した答案を直したら — 変更した生徒だけ再印刷
答案を返したあとで採点ミスに気づき、何人かの点数を直す。 よくあることですが、直したあとに全員分の答案を刷り直すのは大変です。 一括採点に、返却したときの状態を記録しておき、 そのあと採点を変えた生徒だけを見つけて再印刷できる機能が加わりました。 直した生徒の分だけを、無駄なく刷り直せます。
返却後の訂正は、刷り直しが悩ましい
答案を返したあと、「この設問の採点基準を間違えていた」 「部分点の付け方をそろえたい」と気づくことがあります。 該当する生徒の採点を直すのは一括採点ですぐにできますが、 問題は、直したあとにどの答案を刷り直すかです。
全員分を刷り直せば確実ですが、紙もインクも時間ももったいない。 かといって「誰を直したか」を手元のメモだけで管理するのは、抜け漏れのもとです。 直した生徒を正確に、それも自動で拾い出せると安心です。
まず「返却版」として記録する
この機能の考え方はシンプルです。答案を返す前に、 今の採点内容を「返却版」として記録しておきます。 いわば、返したときの状態のスナップショット(その瞬間の写し)を1つ残しておくイメージです。
あとで採点を直すと、一括採点は「記録した返却版」と「今の状態」を見比べて、 違いのある生徒を教えてくれます。記録は明示的に操作したときだけ残り、 つねに最新の1つが保たれます。返し直すたびに記録を取り直せば、その時点が新しい基準になります。
変わった生徒だけを見つける
答案の書き出し画面に、返却版との違いを表示するパネルが加わりました。 返却版を記録したあとに採点を変更すると、そのパネルに 「変更のあった生徒」が一覧で並びます。
あとは、その変更のあった生徒だけに絞って書き出し・印刷するだけです。 直していない生徒は対象から外れるので、刷り直すのは本当に必要な分だけで済みます。
「たしか3人直したはず…」と思い出す必要はありません。 記録した返却版と今の採点を機械が突き合わせるので、 小さな変更も見落とさずに拾い出せます。
何を「変更」とみなすか
変更として検出するのは、実際に印刷される内容に絞ってあります。 具体的には次の2つです。
- 点数の変更— 設問の得点や部分点を直したとき。
- 手書き注釈の変更— 答案に書き込んだ丸やコメントなど、印刷に出る書き込みを直したとき。
印刷される答案の見た目に関わらない設定は、変更として拾いません。 たとえば採点マークの色は生徒全員に共通の設定なので、 個々の生徒の「変更」とは区別しています。 こうして、印刷し直す意味のある違いだけを正確に検出しています。
使い方の流れ
- 採点を終えて、答案を書き出す
いつもどおり採点し、答案を印刷して生徒に返します。
- 「返却版として記録」する
書き出し画面で返却版を記録し、この時点の採点内容を基準として残します。
- 気づいた採点ミスを直す
該当する生徒の点数や書き込みを、通常どおり修正します。
- 変更のあった生徒だけ再印刷する
差分パネルで変わった生徒を確認し、その生徒だけに絞って書き出します。
差分は「返却版を記録した時点」を基準に計算します。 返却版を記録する前の変更は差分に出ません。 答案を返す(またはその直前の)タイミングで記録しておくのがコツです。
まとめ
一括採点で、返却後に採点を直した生徒だけを再印刷できるようになりました。
- 返す時点の採点内容を「返却版」として記録しておく
- そのあとの点数・手書き注釈の変更を自動で検出する
- 変わった生徒だけに絞って書き出し・再印刷できる
- 印刷に出ない設定は変更に含めず、必要な違いだけを拾う
返却後の訂正でも、刷り直すのは直した生徒の分だけ。紙も手間も無駄になりません。
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