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活用のコツ2026年3月2日

解答用紙作成の使い方 — 問題構成からPDF出力まで

v0.7.0で追加された「解答用紙作成」機能の使い方を紹介します。 問題構成の入力からPDF出力、試験への変換まで、 解答用紙の作成に必要な操作をひととおり解説します。

解答用紙作成とは

解答用紙作成は、テストの解答用紙を一括採点の中で直接設計できる機能です。 これまではWordやExcelなどで解答用紙を作成し、 PDFや画像として取り込む必要がありました。

解答用紙作成を使うと、問題構成を入力するだけで 解答欄が自動的にレイアウトされます。 さらに、作成した解答用紙をそのまま採点試験に変換できるため、 採点枠の位置を手動で設定する手間がなくなります。

全体の流れ

  1. 解答用紙作成で問題構成を入力
  2. レイアウト・罫線・ヘッダーを調整
  3. PDFに出力して印刷
  4. テスト実施後、答案をスキャン
  5. 「試験に変換」で採点を開始

問題構成の入力

解答用紙の問題は、大問小問枝問の3階層で構成されます。

階層説明
大問1, 2, 3 …テスト全体を大きく区切る単位。番号列に表示される
小問(1), (2), (3) …大問の中の個別の問題。配点はここに設定する
枝問a, b, c …小問をさらに分割する場合に使用。枝問ごとに配点を設定することも可能

「問題構成」タブで大問を追加し、その中に小問を追加していきます。 小問をさらに細かく分けたい場合は枝問を追加します。 枝問を使わない場合は、大問と小問の2階層だけで構成できます。

各小問には配点を設定します。 枝問を使う場合は、「枝問配点」をONにすることで 枝問ごとに個別の配点を設定できます。 OFFの場合は小問単位での配点になり、 採点時には枝問がひとつの設問にまとめられます。

レイアウトの設定

大問ごとに縦配置横配置を選べます。

配置向いている場面
縦配置記述問題など、解答欄を縦に並べたい場合。欄の高さを問題ごとに変えられる
横配置短答問題や穴埋めなど、解答欄を格子状に並べたい場合。行ごとの列数を設定できる

横配置では、1行あたりの列数を自由に設定できます。 さらに、列幅の比率も変えられるため、 たとえば「1:1:2」のように特定の列だけ広くすることもできます。

「用紙設定」タブでは、用紙サイズ(A4・B4など)、 余白、大問間のスペーシングなどを調整できます。 プレビューを見ながら設定できるので、 実際の仕上がりを確認しながら作業を進められます。

テキスト要素とマークアップ

解答用紙に注意書きや指示文を配置するには、テキスト要素を使います。 テキスト要素は用紙上の好きな位置に配置でき、 フォントサイズや位置を自由に調整できます。

テキストの入力には、Discord風のインラインマークアップが使えます。 特別なエディタを使わなくても、テキスト内に記号を書くだけで 書式を付けられます。

書き方表示
**太字**太字
*斜体*斜体
__下線__下線
~~打消線~~打消線
$x^2 + y^2$数式(インライン)
$$\int_0^1 f(x) dx$$数式(別行立て・中央配置)
||模範解答||模範解答(採点時のみ表示)

数式はMathJaxで描画されるため、LaTeXの記法がそのまま使えます。$$...$$で囲むと 別行立ての中央配置になり、\begin{align}などの数式環境も利用できます。

模範解答の埋め込み

||模範解答||で囲んだテキストは、解答用紙の印刷時には表示されず、 採点時にのみ表示されます。 解答欄のすぐ近くに模範解答を埋め込んでおけば、 採点しながら正解を確認できます。

また、画像要素には「表示モード制限」を設定できます。 「解答用紙のみ」に設定すれば生徒に配る解答用紙にだけ表示され、 「模範解答のみ」に設定すれば採点時の模範解答にだけ表示されます。

ヘッダー記入欄と採点領域連携

「ヘッダー」タブで、解答用紙の上部に表示する記入欄を設定します。 氏名、受験番号、合計点、小計点などのプリセットが用意されているほか、 自由な名前の記入欄を追加することもできます。

ヘッダー記入欄の大きな特長は、採点領域連携です。 記入欄に連携タイプを設定しておくと、 解答用紙を試験に変換したときに、 その位置に対応する採点領域が自動的に作られます。

連携タイプ説明
氏名生徒の名前を表示する採点領域を作成
受験番号受験番号を表示する採点領域を作成
合計点全設問の合計点を表示する採点領域を作成
小計点小計グループの合計を表示する採点領域を作成

たとえば、氏名欄と受験番号欄にそれぞれ連携を設定しておけば、 試験変換後に自動で氏名・受験番号の採点領域が配置されます。 手動で位置を調整する必要がなくなるため、 設定の手間が大幅に減ります。

罫線と見た目の調整

「罫線」タブでは、解答用紙の罫線スタイルを細かく調整できます。

  • 区切り線 — 外枠、大問区切り、小問区切り、枝問区切りの線種と太さを個別に設定
  • 番号列罫線 — 大問・小問・枝問の番号列の罫線を個別に設定
  • 番号フォントサイズ — 大問・小問・枝問の番号のフォントサイズを個別に設定

線種は実線・破線・点線から選べます。 大問の区切りは太い実線、小問の区切りは細い実線、 枝問の区切りは破線、のように使い分けると見やすくなります。

出力と試験への変換

作成した解答用紙は、以下の方法で出力できます。

  • PDF出力 — 印刷用のPDFファイルを保存
  • PNG出力 — 画像ファイルとして保存
  • 印刷 — 直接プリンターに印刷

「試験に変換」を選ぶと、解答用紙の情報をもとに 採点試験が自動的に作成されます。 解答欄の位置が採点枠に、配点がそのまま設問に、 ヘッダーの連携設定が氏名や合計点の採点領域になります。 模範解答画像も自動生成されるため、 変換後すぐに答案をアップロードして採点を始められます。

自動保存と定義の管理

解答用紙の定義はデータベースに保存されます。 変更するたびに自動で保存されるため、 保存ボタンを押す必要はありません。 画面のフッターに保存状態が表示されるので、 保存されたかどうかをいつでも確認できます。

解答用紙作成の一覧画面では、 作成した定義の一覧を確認できます。 定義の複製、削除、名前の変更ができるため、 似たテストの解答用紙を効率的に管理できます。

解答用紙作成は、解答用紙の設計から採点までを 一括採点の中で一気通貫で行うための機能です。 問題構成を入力し、レイアウトと罫線を調整し、 PDFに出力して印刷。テスト実施後は「試験に変換」で すぐに採点を始められます。

解答用紙を別のソフトで作成し、採点枠を手動で設定する手間がなくなることで、 先生方の負担がさらに軽くなれば幸いです。

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